掲載作品について
こちらのホームページに掲載している作品の中には、物語の詳細な内容を理解していただくため、詳しい説明を登場人物に語らせているシーンもあるので、コミカライズするにはセリフが長く感じられる方もいらっしゃると思います。
しかし、コミカライズする際に提供させていただくシナリオは、詳細な説明が不要といえるセリフは短く簡潔に修正して、省略できる会話などはカットしますので心配無用です。
具体的にどのようなセリフの省略が可能なのかの一例を挙げると、大幅に登場人物たちの会話を省略できる箇所として、たとえば『異世界最悪の大罪人』の7話があります。
ヒロインが長老に別の手段で秘宝を奪う方法があるかどうか質問していくシーンですが、「人を目視するだけで自由に操れる能力を持っているとして、今の状況で秘宝を奪うには何かいい方法がないか?」と問えば、ほとんどの会話を省略することができます。
このように大幅にセリフをカットできるところは他にもたくさんありますし、一つ一つのセリフを短くすることも可能です。
また、漫画のページ数に合わせてシナリオを変更することもできます。
ノベマ!で開催された第1回グラスト大賞に応募した2作品は、コンテストの応募要項に挙げられていた「毎話ごとに面白い仕掛けがあるかどうか」と「次話が気になる展開にできてるかどうか」というポイントを意識して作っており、話題になるような内容にしつつ毎話ごとに面白い仕掛けを作るということを各話が1000~2000字の文字数で達成するのは難しく、comicグラストに掲載されている漫画は各話が①と②にわけられているため、雑誌の週刊連載漫画よりも各話のページ数が多く、Web連載の漫画は必要に応じて各話のページ数を増やせますし、コンテストの規定には漫画1話分を15000字以内に収めていれば問題ないということだったので各話が3000~5000字程度の文字数で作りました。
第1話に「物語の冒頭から読者を惹きつけて最後まで離さない」&「続きが気になる展開」というポイントと、各話に「読者を飽きさせず離さない」&「次話が気になる展開」というポイントを満たすシナリオであれば、各話が1000字や2000字程度の文字数でシナリオを再構成することも可能です。
これからも他のコンテストに応募していく予定ですが、それぞれのコンテストに合わせて文字数などを調整していくので、そちらの作品を読んでいただければ、私の推敲する力量もわかっていただけると思います。
0コメント